近年、老若男女を問わずクレジットカードの決済が増えつつある社会となりました。これはいわゆるキャッシュレスと呼ばれる物です。
クレジットカードを様々なお店で利用することで、現金払いでは得られないメリットがたくさんあります。同時にクレジットカードの種類は星の数ほどあるのが現状です。
そこでどのカード会社を選べばよいのか、メリットやデメリット、カードの審査基準などを紹介していきます。
この記事ではその中でもJAL クラブAゴールドカードについて紹介していきます。この記事を読んだ読者様がこれからカードを発行する際に有益な情報となれば幸いです。
1.JAL クラブAゴールドカードとは?
JAL クラブAゴールドカードとは
日本航空株式会社が発行するクレジットカードです。
ゴールドカードという名前も付けられているとおり、JALの一般カードよりも上位に位置します。
通常のカードとは違い、20歳以上の安定した人が入会できる仕組みとなっています。年会費は17280円となっています。ポイント還元率は1%~2%ほどになります。
たまるポイントはJALマイルになります。カードを使って旅行に行くとマイルが現金払いよりも多く加算され、お得な旅行をお楽しみいただけます。
1回の搭乗で今なら5000マイル、毎年初回搭乗だと2500マイルを付与される仕組みとなっております。5000マイルというと羽田からアジア圏内、例えばマレーシアやシンガポールまで行けてしまうポイント数となります。
またJALクラブAゴールドカードには追加カードの一種として、JMB WAONカードがあります。カードに直接お金をチャージすることができ、WAONでお支払いを済ませると200円ごとに1ポイントがたまります。
また、ゴールとカードと言うこともあり、JALのエグゼクティブカウンターで搭乗が可能となっています。
リッチな旅行を楽しみたい人や、仕事で出張の機会が多い人などは必須の一枚となっています。
2.JALクラブAゴールドカードのデメリット
上記ではJALカードの紹介から、メリットまで紹介してきました。ここでは反対にデメリットも紹介していきます。
まずデメリットとして2点ほど上げられます。
消費税込みで17280円という年会費は決して安い金額ではありません。
中にはいくらマイルがたまるとはいえ、1万円を超える年会費を払いたくないと考えている方もいるかもしれません。
JALカードをお得に使うためには、頻繁に出張に行く人がおすすめです。
一方、そこまで出張に行かない人だと年会費ばかり取られて、マイルもたまらず、元が取れなくなります。
このカードは旅行や出張に行くからこそたまるカードであり、それ以外の目的ではふさわしくないカードだと言えます。
通常のクレジットカードですと、お客様を配慮して3日以内に発行して1週間以内には本人の自宅に届くというのが普通ですが、このカードは違います。
カードを申し込んで審査を完了するまでに1ヶ月から1,5ヶ月ほどかかります。
なぜ遅いと考えられるかというと、日本航空が発行しているカードと言うこともあり、お客様の個人情報の取り扱いや、審査には多くの時間をかけることが美徳だと考えているからです。
カードの審査結果連絡が遅めですが、逆に言えばそれだけしっかりと審査をしていると言うことにもなります。
3.カードの審査基準
ここではカードの審査基準についてご紹介します。
JALクラブAゴールドカードはこの記事でも何度も触れているとおり、ゴールドカードに位置しますので、審査基準は普通のクレジットカードよりも高めとなっています。
正社員などは入会が可能ですが、これまでのカード利用実績や世帯収入などによっては審査に落ちてしまうことも考えられます。
そのような方にはまず下位カードから始めて見ることをおすすめします。JALクラブAゴールドカード以外にも日本航空では最もスタンダードなカードとして「普通カード」を取りそろえています。
こちらのカードは職業や身分にそこまで厳しい縛りがなく、ほぼ誰でも試していただけるカードです。
4.ためたマイルの交換先
ここまでJALカードのメリット、デメリット、審査基準などを事細かに紹介してきました。
さて、たまったポイントでどのような商品と交換できるのか気になる方もおられるでしょう。他のカード会社と比較すると選択肢は少ないですが、まず4つの選択肢があります。
1つ目が「どこかにマイル」です。
これは6000マイルをためると普通便で国内どこでも往復で旅行をすることができます。国内ならどこでも旅行できてしまうのがどこかにマイルの特徴です。2できます。
続いてこれまた6000マイルになりますが、片道限定という条件で国内線の航空券と引き換えが可能です。
最後に7500マイルたまるとエコノミークラスで片道の国内航空券と引き換えが可能です。
5.付帯サービス
1.JALクラブAゴールドカードにはまだまだ見逃せない特典があります。
国内の空港ラウンジと、ホノルルの空港ラウンジが無料で利用可能。
ラウンジではソフトドリンク、新聞などがそろえられています。ソフトドリンクは何度飲んでも無料で次の出発便が来るまでくつろぐことができます。
ラウンジにはソファーがたくさんあったり、室内はきれいで快適な空間となっています。
2.JALのビジネスきっぷを割引で購入可能
よく出張に行く人はもってこいのサービスです。また、切符を購入して搭乗を予約しても都合が悪くなったり、スケジュールが合わなくなったときは当日のキャンセルも可能です。キャンセル料はかからない仕組みとなっています。
3.海外サポートデスクが充実
けがをした場合や、突然海外で具合が悪くなったりした場合など、やむを得ない状況に遭遇する可能性があります。
特に、治安が悪い国に行ったり、病気が蔓延しているアフリカの国などに渡航した際には、この海外サポートデスクは欠かせません。
この海外サポートデスクでは万が一の時に、案内役の方が電話一本で現地の外国人と話をしてくれて、状況を取り次いでくれます。
オペレーターの方は英語で相手と取り次ぎを行い、その情報を基にカード会員に日本語で説明するという仕組みです。
例えば、病院に行きたいのだけれどどこがよいのか分からないという場合には、電話一本で案内役の方が手配してくれます。
もしカードに加入していなければこういった細かい事項など全て自分で手配しなければいけません。
とても労力がかかる事だけにこのサービスは手厚いと言えます。
また、現地での観光案内などもこのサポートデスクから行うことができるので、おすすめの観光スポットなどを尋ねることもできます。
4.人間ドック優待サービス
人間ドックというと保険がきかなかったり、適用されても高額でなるべく行きたくないという方もおられるでしょう。
そんな方にはこのサービスがぴったりです。JALカードの特約店であればどの店舗でも優待料金で受診が可能です。
5.JAL クラブAゴールドカードのブランド
クレジットカードというと、VISAやマスターカードなど様々な種類の物があります。
しかし、カード会社によってはVISAだけであったり、マスターカードだけであったりというように取り扱っている国際ブランド少ないことがあります。
これは致命的とも言える点です。なぜなら海外旅行をする際にはクレジットカードが必須で、もしアメックスでしか作れないとなると、海外ではそこまでシェア率が低いためカードが使えないと言うことが起こります。
VISAカードやマスターカードは海外では大きなシェアを誇っているので、どこのお店でも使えます。
では、JALクラブ Aゴールドカードが一体どれほどの種類で国際ブランドをそろえているのかを見ていきましょう。
一般的なVISA、マスター、JCB、アメックス、さらにはダイナーズでもカードの発行が可能です。
どのブランドを選択するかはカード会員の好みとなっています。どこでどのような買い物、サービスを体験するかによっても適切なブランドは変わってきます。
例えば、どこのお店でもカードで支払いをしたいという場合、VISAやマスターカードがおすすめです。先進国から途上国まで大概どこでもカードが使えます。
一方、お食事は高級店で済ませたいという場合はダイナーズが最適になってきます。
JALのクレジットカードのHPでも「多彩なブランドからお好みの一枚をお選びください」と注意書きが書かれているように、その人に会ったシチュエーションでどのブランドを選ぶべき変わってくるのです。
6.カード付帯保険
カードの付帯保険も見逃せません。
もし海外で突然事故に遭って、死亡したり、万が一の事態に遭いけがをした場合には病院に行って適切な処置をする必要があります。
しかし、ここで問題となるのは医療費が高額だと言うことです。
もしカードに加入していなければ、全て自己負担となってしまうだけでなく、保険がきくかどうかも分からないので、とても都合の悪いことになってしまいます。
このカードの付帯保険はなにもけがや病気だけではありません。
お客様が購入した商品が盗まれた、破損したときなど購入日より90日以内であればカード会社が肩代わりをしてくれます。
特に海外ではひったくり、電車でのスリが多いですからカードでショッピングを済ませておくと万が一の時に助かります。
事前の届けも不要で大変便利なサービスとなっています。
さらにお得なことにカード会員本人だけでなく、家族会員の方にもこのサービスが適用されます。
この記事では年会費が17280円と紹介してきましたが、ここまで記事を読まれるとそこまで高くないと思う方もおられるでしょう。
サービスの充実度を総合的に判断しても、この年会費でこれだけのサービスが受けられれば多少高額な年会費であってもお得なのではないでしょうか。
他のカードにはないメリットがたくさんあります。
ぜひこの記事を再度読んで、他社のクレジットカードと比較検討して入会を検討してみることをおすすめします。
信用がない会社はサービスも危なく、審査結果も底抜けということになっています。
まとめ
この記事ではJALクラブAゴールドカードについて審査基準、カード紹介、付帯サービス、年会費などありとあらゆる情報を発信してきました。
この記事を読めばおおよそのことはつかんでいただけるだろうと思います。
またカードの発行会社も航空会社となっていますので、それ以外の目的でカードを発行するとメリットがあまり感じられません。
出張が多い人はカード払いで航空券を購入するとマイルがどんどんたまっていくので、とてもお得なお買い物を楽しんでいただけます。
また、記事の中でも紹介しましたが、いきなりこのカードを申し込むのは御法度です。
ゴールドカードだけに審査基準が一段と高く設定されているからです。
まずは一般カードから始めて利用実績をどんどん付けていくことがこのカードの取得の近道になります。
この記事ではたくさんの情報を紹介しましたが、この記事を読んでいただいて役に立った、申し込んでよかったという方がいれば幸いです。
また、カード情報で不明な点があれば再度この記事を読んでみることをおすすめします。