Marriott Bonvoy(旧spg)はスターウッドプリファードゲストのことであり、マリオットとの統合で世界No,1のホテルグループになりました。
当記事ではMarriott Bonvoy(旧spg)グループ(現・Marriott Bonvoy『マリオット ボンヴォイ』)の上級会員になれる裏技を紹介します。
実は簡単な方法で、世界最大のホテルグループのホテルがお得に利用できますよ。
まずはそれぞれの会員ランクの特徴、そして上級会員になるための裏技を紹介します。
Marriott Bonvoy(旧spg)グループのホテルがお得に利用できるクレジットカードについても紹介するので参考にしてもらえたら幸いです。
ぜひ最後までお付き合いください。
Marriott Bonvoy(旧spg)グループの会員ランクを徹底解説|各ランクの条件とは?
Marriott Bonvoy(旧spg)グループ(現・Marriott Bonvoy『マリオット ボンヴォイ』)の会員ランクは全部で6つに分かれています。
- 会員
- シルバーエリート
- ゴールドエリート
- プラチナエリート
- チタンエリート
- アンバサダーエリート
それでは会員ランクを一つずつ解説していきます。
※ちなみに統合前にMarriott Bonvoy(旧spg)グループの下院ランクは「プリファード」「ゴールド」「プラチナ」の3つでした。
会員の条件とは
条件は特にありません。
入会した当初はこちらの会員ランクから開始となります。
また会員になって2年目以降に関しては、前年に10泊未満であると「会員ランク」となります。
シルバーエリートの条件とは?
対象ホテルにて年間で10泊から24泊するとシルバーエリートになれます。
シルバーエリートになると、利用できる特典も増えます。
まずはシルバーエリートを目指しましょう。
ゴールドエリートの条件とは?
対象ホテルにて年間25泊から49泊するとゴールドエリートになれます。
宿泊数が多くなってくるので、ゴールドエリートになる方はかなり限られてしまいます。
しかしゴールドエリートを取得する裏技に関しては後ほど紹介するので参考にしてもらえれば幸いです。
プラチナエリートの条件とは?
対象ホテルにて年間50泊から74泊するとプラチナエリートになれます。
50泊以上しなければプラチナエリートにはなれないのですが、特典も多くあり目指したい会員のランクではあります。
チタンエリートの条件とは?
対象ホテルにて年間75泊から99泊するとチタンエリートになれます。
年間で2ヶ月以上をグループのホテルで過ごさなければならないため、チタンエリートを狙える方はかなり限られるのではないでしょうか。
仕事で世界中を飛び回っている、という方でなければなかなか難しいと思います。
アンバサダーエリートの条件ランクとは?
- 対象ホテルで年間100泊滞在をすること
- 対象となる利用金額が20,000米ドル以上であること
最上級ランクであるアンバサダーエリートに関しては、ホテル宿泊条件だけではなく利用金額条件も付加されます。
1米ドルを105円とすると、100泊利用にプラスして210万円を利用しなければアンバサダーエリートにはなれないのです。
Marriott Bonvoy(旧spg)グループの上級会員になれる裏技!クレジットカードを作ろう!
Marriott Bonvoy(旧spg)グループ(現・Marriott Bonvoy『マリオット ボンヴォイ』)の上級会員になるためには、ある一つのクレジットカードを発行すればOKです。
そのクレジットカード名はMarriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードといいます。
Marriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードを取得するだけでマリオット ボンヴォイのゴールドエリート会員になれます。
仮にMarriott Bonvoy(旧spg)グループのホテルに1泊もしていなかったとしても、いきなりゴールドエリート会員になれるのです。
ではMarriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードとはどのようなクレジットカードなのでしょうか?
年会費とは?
本会員年会費 | 31,000円(税抜) |
家族会員年会費 | 15,500円(税抜) |
ETCカード | 発行手数料850円、年会費無料(5枚まで発行可能) |
クレジットカードの中では年会費が高い部類に入ります。
年間税抜31,000円のコストは少なくても発生するわけです。
しかしゴールドエリートになるためには、最低でも年間25泊を対象ホテルでしなければなりません。
1泊15,000円であったとすると25泊で37万5,000円もかかる計算です。
たとえば年間で20泊しかしていなかったとすると、ゴールドエリートの条件に5泊足りないことになります。
ゴールドエリートを取得するためや維持するために、無理に5泊するよりもMarriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードの年会費を支払ったほうがお得であることは間違いありません。
Marriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードの注目すべき特典とは?
- ポイントサービス(最大で100円につき6ポイントの獲得可能)あり
- 無料宿泊特典あり
- 5泊分のホテル利用実績の獲得
ポイント系のサービスに優れています。
Marriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードを利用すると100円につき3ポイントのマリオット・ボンボイポイント / ボンヴォイポイント[マリオットリワードポイント]が獲得可能です。
マリオット、リッツカールトン、Marriott Bonvoy(旧spg)のホテルの宿泊費をMarriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードで支払うとさらに3ポイントがボーナスで貰えます。
要はグループホテルの利用で100円につき6ポイントも獲得できるわけです。
カードの更新ごとに1泊分の無料宿泊特典がつくところも見逃せません。
さらにカード更新ごとに5宿泊分のホテル利用実績が獲得できます。
さらに上位の会員ランク(プラチナエリート、チタンエリート、アンバサダーエリート)を効率的に狙いたい、という方にもMarriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードはおすすめなのです。
Marriott Bonvoy(旧spg)グループの各会員ランクの特典|ポイントやラウンジについて
会員ランクごとに特典が用意されています。
まずは以下の表を確認してください。
特典 | 会員 | シルバー | ゴールド | プラチナ | チタン | アンバサダー |
無料インターネット | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
会員料金 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
モバイルチェックインサービス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
完全予約保証 | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ポイントボーナス | ✕ | 10% | 25% | 50% | 75% | 75% |
優先レイトチェックアウト | ✕ | ○ | 午後2時 | 午後4時 | 午後4時 | 午後4時 |
エリート専用予約ライン | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ホテル ウェルカムギフト | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
客室アップグレード | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ラウンジへのアクセス | ✕ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ○ |
客室タイプの保証 | ✕ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ○ |
年間チョイス特典 | ✕ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ✕ |
48時間前予約保証 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ | ○ |
アンバサダーサービス | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
Your24 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
参考サイト:Marriott Bonvoyの公式サイト 「特典をさらに楽しむには」
特に注目すべき特典を個別に解説していきます。
ポイントボーナス特典について
通常の獲得ポイントは1米ドルあたり5ポイントから10ポイントです。
では以下に各ランクで200ドルを対象ホテルで利用したときにどの程度ポイントがボーナスポイントを含めて獲得できるのかを明らかにします。
※1米ドルあたり10ポイント獲得できるホテルに宿泊したとします。
会員ランク | 獲得ポイント |
会員 | 2,000ポイント |
シルバーエリート | 2,000ポイント+200ポイント |
ゴールドエリート | 2,000ポイント+500ポイント |
プラチナエリート | 2,000ポイント+1,000ポイント |
チタンエリート | 2,000ポイント+1,500ポイント |
アンバサダーエリート | 2,000ポイント+1,500ポイント |
同じ200ドルを利用したとしても、会員ランクによって獲得できるポイントは大きく異なるわけです。
一方でチタンエリートとアンバサダーエリートに関しては獲得ポイントについては違いがありません。
ポイント目的であれば、アンバサダーエリートになる必要はない、といった考え方も可能です。
ホテルのウェルカムギフト特典について
ブランドや会員ランクによって特典内容が変わってきます。
プラチナエリート以降の上級会員になると、ポイント、朝食、オファーまたはアメニティの中から選択できるようになります。
ちなみにゴールドエリート会員については、ウェルカムギフトとしてポイントが貰えます。
1滞在あたり250ポイントから500ポイントが獲得できるのです。
ラウンジ特典について
プラチナエリート以降の会員ランクに関してはラウンジが利用できるようになります。
ラウンジがあるホテルブランドとラウンジがないホテルブランドがあるので注意してください。
Marriott Bonvoy(旧spg)グループ会員(Marriott Bonvoy)の入会方法および入会資格とは?
Marriott Bonvoy(旧spg)グループ会員(Marriott Bonvoy)になりたい場合には、入会申請をおこなわなけrばなりません。
どのような方法で入会申請ができるのでしょうか?
年齢などの入会資格についても調べてみました。
入会方法とは?
- 公式サイトから入会する
- ホテル利用時に申し込みを行う
いずれかの方法を選択してください。
公式サイトに関しては、会員登録を好きな時間にできるのでおすすめです。
マリオットボンヴォイ会員登録ホームページにアクセスしてください。
名前、メールアドレス、ログインパウワードを入力
↓
会員番号が発行される
↓
以上で会員登録は完了
たったこれだけなのでとても簡単ですが、もう少し詳細に設定することも可能です。
個人情報や個人の好みなどを設定することもできるのです。
前もって住所などの個人情報を入力しておくことで、宿泊する際に記入する必要がなくなります。
より簡潔にホテルを利用したい、という場合には前もって設定しておくことをおすすめします。
ちなみに住所は全てローマ字で入力することになるので、戸惑う部分もあるかもしれせん。
メールマガジンをもらうことも可能ですが、最初の設定は英語になっています。
そのままだと英語のメールマガジンが届くことになるので注意してください。
日本語への設定変更をおすすめします。
ポイントとマイルの設定も行っておくことをおすすめします。
グループホテルの利用でポイントが獲得できるわけですが、ポイントかマイルを選択できるのです。
マイルを貯めている方であれば、マイル設定もありですが「どちらでも良い」という方であればポイントをおすすめします。
ポイントはマイルと異なり、実質的に無期限で貯められるからです。
交換レートもマイルよりお得です。
入会資格とは?
入会金 | 無料 |
年会費 | 無料 |
登録だけであれば、コストは一切かかりません。
マリオットボンヴォイ(旧Marriott Bonvoy(旧spg))を定期的に利用していなかったとしても、登録しておくことをおすすめします。
年齢制限も設けられていません。
しかしクレジットカードのMarriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードに関しては以下の条件が設定されています。
3つのすべてをクリアしている必要があるので注意してください。
Marriott Bonvoy(旧spg)アメックスカードを利用する気はない、という人については気にしないでOKです。
マリオット統合後の主な変化とは?
Marriott Bonvoy(旧spg)はマリオット都統合したわけですが、統合後には具体的にどのような変化が現れたのでしょうか?
今回注目したのは
- ポイント付与数の変更
- ステータスの変更
- 無料宿泊特典対象ホテル数の変化
- ステータス特典の変更
以上の4つです。
Marriott Bonvoy(旧spg)の会員である方、過去にMarriott Bonvoy(旧spg)の会員であった方は必見です。
ポイント付与数は変更!でも還元率に変化なし
- 変更前・・・100円につき1スターポイントの獲得
- 変更後・・・100円につき3ポイントの獲得
マリオット統合後はポイントがたくさんもらえるようにも感じるかもしれません。
実際に100円につき1ポイントから3ポイントへ変化しているのです。
Marriott Bonvoy(旧spg)アメックス(クレジットカード)のポイントも100円ごとに3ポイントへ変更されています。
しかしマイルへの交換レートを調べてみると、還元率に変化がないことがわかります。
- 変更前・・・1ポイントあたり1マイルと交換可能
- 変更後・・3ポイントあたり1マイルと交換可能
ポイントは3倍になりましたが、実質的価値は一緒なのでポイント付与数の変化は特に気にする必要はありません。
※統合前に持っていたMarriott Bonvoy(旧spg)のポイントは統合後3倍にされ、引き続き保有できます。
ステータスの変更について
統合するに当たりステータスに変更が加えられました。
Marriott Bonvoy(旧spg)の会員ランクがゴールドプリファードゲストであった場合には、統合後はゴールドエリートステータスとなります。
なるべく近いステータスに変更されるように設定されているので大きな心配はありません。
Marriott Bonvoy(旧spg)の会員ランク | マリオット統合後の会員ランク |
プリファードゲスト | シルバーエリート |
コーポレートプリファードゲスト | シルバーエリート |
プリファードゲストプラス | シルバーエリート |
ゴールドプリファードゲスト | ゴールドエリート |
プラチナプリファードゲスト | プラチナエリート |
プラチナプリファードゲスト(50泊達成) | プラチナエリート |
プラチナプリファードゲスト(75泊達成) | プラチナプレミア(チタンエリート) |
プラチナプリファードゲスト(100泊達成) | アンバサダーエリート |
無料宿泊特典対象ホテルが激増
Marriott Bonvoy(旧spg)アメックス(クレジットカード)で取得できる無料宿泊特典ですが、以前はMarriott Bonvoy(旧spg)参加ホテルのみを対象としていました。
しかし統合されたことでマリオットリワード参加のホテルも対象となったのです。
使い勝手が格段にアップしました。
ステータス特典に変更あり(ゴールドのケース)
ゴールド会員であった方には若干の特典変更があります。
Marriott Bonvoy(旧spg)時代にはレイトチェックアウトが16時までであったところ、マリオット統合後は14時までになってしまいました。
またマリオット会員であった方も改悪を感じることになります。
Marriott Bonvoy(旧spg)会員であった方は関係ありませんが、マリオット会員は以前のゴールドエリートではラウンジや無料朝食が利用できました。
しかし統合後はゴールドでは対象外になってしまったのです。
まとめ
Marriott Bonvoy(旧spg)グループ(現・Marriott Bonvoy『マリオット ボンヴォイ』)の上級会員になる方法、およびMarriott Bonvoy(旧spg)とマリオット統合後の変化について解説しました。
上級会員になるためには、Marriott Bonvoy(旧spg)アメックス(クレジットカード)への入会が最も手っ取り早いです。
入会をすれば、それだけでゴールドエリートのステータスが得られるからです。
「無料宿泊特典」や「5泊分のホテル利用実績の獲得」といった特典もあり、さらなる上級会員を目指したい、という方にもおすすめのクレジットカードです。
マリオットとの統合後の変化についても明らかにしました。
それほど気にすべきところはありませんが、ステータスの変更やステータス特典の変更には目を通しておきましょう。
統合時点で混乱した方も多いですが、マリオット系のホテルも特典の対象になるなど利用者が受ける恩恵は大きくなりました。
うまく活用をしてお得な旅行をしてみませんか?