プライオリティパスとなにかと比較されることが多いのがラウンジキーです。
そのラウンジキーが付帯していることで知られるミライノ カード Travelers Goldについて徹底的に調べてみました。
もともとミライノカードシリーズはJCBのみでしたが、2018年になりMasterCard版がついに登場しました。そのゴールドカードが「ミライノ カード Travelers Gold」なのです。
様々な旅行系サービスが付帯しており、海外へ向かう機会が多い、という方にとっては注目してほしいカードの一つです。
当記事では、
・ミライノ カード Travelers Goldのデメリット
を明らかにします。
読めばあなたにとってミライノ カード Travelers Goldが必要であるかがわかりますよ。
特に多くの方が注目しているラウンジキーについては詳細にお伝えしますね。
ぜひじっくりと読んでみてください。
ミライノ カード Travelers Goldのメリット7つ!
ミライノ カード Travelers Goldにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
付帯している特典を詳しく知りたい、という人は要チェックです。
ラウンジキーが付帯している!(空港ラウンジサービスあり)
ミライノ カード Travelers Goldのセールスポイントになりますが、ラウンジキーが付帯しています。
国内空港ラウンジ・海外空港ラウンジが年間6回まで利用できる特典が付帯しているのです。
プライオリティパスの場合は世界約1,300箇所以上の空港ラウンジが対象です。一方でラウンジキーに関しては、世界約1,100箇所以上の空港ラウンジが対象なのです(2019年9月現在)。
数的にはプライオリティパスにはかないませんが、利用できるラウンジ数が多いことは間違いありません。
ちなみにラウンジキーの特典が「ゴールドカード」であるミライノ カード Travelers Goldに付帯している、という部分にも注目です。
実はラウンジキーのサービスですが、基本的にプラチナカードについていることが多かったのです。
それがゴールドカードである年会費10,000円のミライノ カード Travelers Goldについています。
一方で、年間6回まで無料に利用できる、といった特典である部分にも注目しなければなりません。1回の旅行で行きも帰りも利用するとなると、2回消費することになります。
となると、年3回の海外旅行で6回の無料サービスを使いきってしまいます。
さらに1回の旅行でトランジット(乗り継ぎ)をする場合には、その現地でも空港ラウンジを使うことがありますよね。
1回の旅行で3回や4回も空港ラウンジを利用するかもしれません。
年6回の無料サービスでは足りない、という方が出てくる恐れもあるのです。
他社のゴールドカードですが、国内主要空港の空港ラウンジが利用できるものが多くなっています。
よって他社のゴールドカードを取得し、国内空港ラウンジを利用する時に活用します。
海外の空港ラウンジを利用する時はミライノ カード Travelers Goldのラウンジキーを利用するのです。
2つのゴールドカードをうまく活用することで、旅行がお得になることは間違いありません。
ちなみに年7回目以降及び同伴者については1回あたり27米ドルの料金が発生します(2019年10月より1回あたり32アメリカドルに変更されます)。
よって年間6回の無料利用をすれば6回×27ドルは162ドルであり、1ドル105円で計算すると17,000円以上も得したことになります。
住信SBIネット銀行の手数料がお得になる
住信SBIネット銀行のユーザーにしか影響のない部分ですが、実は住信SBIネット銀行利用時のコストが優遇される可能性があります。
ATM手数料であるとか他行への振込手数料の無料回数が増やせるような特典が用意されているのです。
条件はミライノ カード Travelers Goldの支払口座を住信SBIネット銀行に指定するだけです。
スマートプログラムが2ランクアップし、手数料無料の回数がアップするのです。
ではランクごとの無料回数を確認してみましょう。
ランク | ATMの無料利用回数(引き出し) | 他行へ無料振り込み回数 |
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
ランク2 | 月5回 | 月3回 |
ランク3 | 月7回 | 月7回 |
ランク4 | 月15回 | 月15回 |
ビジネスなどで住信SBIネット銀行を利用している人以外であれば、ランク3から4で十分に対応できるはずです。
仮にランク1であったとしても、ミライノ カード Travelers Goldの支払口座を住信SBIネット銀行に指定に指定すれば2ランクアップでランク3になれます。月に7回に無料利用回数が増えるわけです。
ポイント還元率が極めて高い
ミライノ カード Travelers Goldのポイント還元率は1.2%です。
100万円利用すれば、12,000円分のポイントがゲットできます。
クレジットカードの中でも極めて高い設定となっており、ポイント還元率重視のクレジットカード選びをしている、という方にとっては見逃せないカードです。
ミライノ カード Travelers Goldのポイント還元率ですが、海外利用時だけではなく国内利用時についても1.2%となっています。
実は通常のミライノカードに関しては海外利用の場合は1.2%のポイント還元率ですが、国内利用時に関してはポイント還元率が0.6%となっています。
よって通常のミライノカードよりもポイント還元率が優遇されているのです。
ミライノ カード Travelers Gold | ミライノカード | |
国内利用時のポイント還元率 | 1.2% | 0.6% |
海外利用時のポイント還元率 | 1.2% | 1.2% |
ミライノ カード Travelers Goldのポイントはスマプロポイントといいます。
スマプロポイントは現金やJALのマイルへ交換することも可能です。
※スマプロポイントは500ポイント以上から1ポイントあたり1円相当として現金と交換できます。JALマイレージバンクに登録していれば、JALマイルへの交換も可能です。
保険が充実している
海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険、さらにはショッピング保険も付帯しています。
充実した補償内容となっており、安心感を与えてくれるカードなのです。
ちなみに航空機寄託手荷物遅延費用にも対応しています。
航空機が遅延することによって発生した手荷物系の損害についてまで補償してくれるのです。
さらに家族特約がついている保険もあります。
では以下に簡単にミライノ カード Travelers Goldの保険内容をまとめます。
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(家族会員:最高1,000万円) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(家族会員:最高1,000万円) |
ショッピング保険 | 海外のみ年間最高50万円(免責:1件あたり10,000円) |
航空機寄託手荷物遅延費用については、海外旅行傷害保険の中に組み込まれており10万円までの対応となっています(家族も10万円まで対応してもらえます)。
キャッシュレス決済に適している
・Apple Payにも対応している
ミライノ カード Travelers Goldはキャッシュレス決済を望んでいる人にとってかなり使い勝手が良いカードであることは間違いありません。
まず注目して欲しいのが電子マネーの利用でもポイントが獲得できる、という点です。
・nanaco・・・チャージのみポイント獲得可能
・モバイルSuica・・・・ポイント獲得可能
・iD・・・ポイント獲得可能
・SMARTICOCA・・・ポイント獲得可能
QUICPayには対応していませんが、各種電子マネーが有効活用できるカードなのです。
しかもポイントまでしっかりとゲットできるので、うまく活用することで大きな節約に繋がる可能性も十分にあります。
Apple Payに関しては、アイフォンユーザーが利用できる決済方法の一つです。
所定のアプリを活用することで、決済ができるのですがクレジットカードを登録する必要があります。そのクレジットカードの登録にミライノ カード Travelers Goldが利用できるわけです。
Apple Payであれば、クレジットカード決済時のようなサインや暗証番号の入力も必要ありません。
決済の時短に大いに役立ってくれるのです。
空港内ショップで割引サービスが受けられる
実はラウンジキーサービスの一つとなっています。
ラウンジキーには空港ラウンジだけのサービスがあるわけではなく、空港内の一部のショップの特典まで用意されています。
「ぼでじゅう」というお好み焼き屋さんを知っているでしょうか?
・ぼてや中部国際空港店
・ぼてぢゅう屋台関空町家小路店(関西国際空港)
以上の3つの店舗が対象となっているのですが、なんと10%割引で利用できるのです。
また3,400円分の飲食が無料になる特典も用意されています。
空港内のショップを利用する機会が多い、という方にもミライノ カード Travelers Goldは適しているのです。
キャッシュレス診療が出来る
ミライノ カード Travelers Goldに付帯している保険ですが、大都市圏限定でキャッシュレス診療が受けられます。
現地の病院にかかったときに、保険会社が直接病院に対して支払いをしてくれます。要は自分で支払いをしなくて済むサービスなのです。
地域によっては治療費が数十万円や100万円もかかってしまうことがあります。
あとでカード会社に対して領収書などと一緒に申請して、やっと保険金が下りる、ということだったのです。
でもミライノ カード Travelers Goldはキャッシュレス診療に対応しており、面倒な手続きが必要ありません。
※近年ではミライノ カード Travelers Goldと同様にキャッシュレス診療に対応したものが多くなりつつあります。
ミライノ カード Travelers Goldのデメリット3つ!
ミライノ カード Travelers Goldには様々なメリットがあることがわかりました。
ラウンジキーであるとか充実した保険内容に魅力を感じたのではありませんか?
しかし良い面ばかりをみるのはよくありません。
マイナス部分も見た上で、その上で申し込むかを判断すべきです。
ミライノ カード Travelers Goldの問題点についても明らかにしますね。
空港ラウンジの無料利用回数が限られている
一般的なゴールドカードの場合は、海外の空港ラウンジにはほとんど対応していませんが(ハワイや韓国の空港ラウンジに対応しているカードあり)、国内主要空港に関しては無料で対応しています。
しかも年間で何度利用しても無料です。
一方で、ミライノ カード Travelers Goldに関しては海外の空港ラウンジと国内の空港ラウンジの両方を含めて年間6回までしか無料になりません。
国内の空港ラウンジの利用がメイン、という方にとってはミライノ カード Travelers Goldよりも他のゴールドカードのほうがお得になる可能性があるのです。
海外空港ラウンジの利用がメインになる方であれば問題はありませんが、国内の空港ラウンジの利用回数が多い、という方は注意してください。
ショッピング保険は海外利用時にしか適用されない
ショッピング保険が付帯している事自体は良いのですが、金額と条件があまり良くありません。
金額については、年間最高50万円となっています。
よって高額の買い物をしたときには全額をカバーしきれない可能性も出てきてしまうのです。
条件についても確認しておきましょう。
実は国内ショッピング時には適用されません。海外ショッピング時のみの適用となっているので、通常の買い物には適用されないのです。
国内の利用がメイン、という方にとっては不満の残る保険内容となっています。
住信SBIネット銀行における優遇が少ない
JCB版であるミライノ カード GOLDとの比較になりますが、住信SBIネット銀行における特典に問題があります。
実はJCB版のミライノ カード GOLDのほうが良い特典が用意されているのです。
ミスターカードローン金利引下げであったり、プレミアムサービスの対象の対象になったりもします。
ミスターカードローンですが、ミライノ カード GOLDを保有していると金利が0.1%引き下げられます。
プレミアムサービスに関しては、還元率をアップさせる特典も用意されているので利用できない点はマイナスといってもよいでしょう。
ミライノ カード Travelers Goldの基本情報まとめ
ミライノ カード Travelers Goldのメリットとデメリットが明らかになりました。
次に基本情報についても目を通しましょう。
年会費はどれくらいかかるのでしょうか?
申込み条件なども確認しておきましょう。
本会員年会費 | 10,000円(税別) |
家族会員年会費 | 無料(3枚まで) |
ETCカード | 年会費無料 |
電子マネー | Apple Pay、ケータイクレジット ライフカードiD |
ポイント還元率 | 1.2% |
入会資格 | 年齢が18歳以上であること(高校生を除く)、収入があること |
ショッピング利用可能枠 | 30万円から200万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(家族会員:最高1,000万円) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(家族会員:最高1,000万円) |
ショッピング保険 | 海外のみ年間最高50万円(免責:1件あたり10,000円) |
注目してほしいのは、家族会員の年会費がかからない、という部分です。
通常、ゴールドカードの家族カードは年会費が発生しますがミライノ カード Travelers Goldではかかってきません。
負担ゼロで取得できるので、家族と同居している方はぜひ家族カードを作っておきましょう。
入会資格も確認しておきたいところです。
実はゴールドカードで18歳から持てるというのは珍しいです。多くのカードは20歳以上に設定されているので、入会資格を見ても審査難易度があまり高くないカードであることが分かると思います。
まとめ
ミライノ カード Travelers Goldのメリットとデメリット、さらには基本情報を明らかにしました。
世界1,100箇所以上のラウンジが年6回無料で利用できる特典があり、さらにポイント還元率が1.2%とかなり高い設定になっています。
デメリットについてはラウンジキーの年間利用回数であるとかショッピング保険をあげました。
ラウンジキーの無料利用回数は年間6回に限定されており、利用回数が多くなりそうな方にはマイナスです。ショッピング保険が国内の買い物には対応していない、といったデメリットも紹介しました。
あなたはメリットとデメリットのどちらに興味を持ったでしょうか?
メリットが多いと感じたら申込みをおすすめします。
年会費もそれほど高くないゴールドカードなので負担はあまり感じないでしょう。
ちなみにデメリット部分は、他のゴールドカードを保有することでカバーできる可能性もあります。
国内空港ラウンジの利用については他のゴールドカードでも対応可能です。ショッピング保険も国内分は他のゴールドカードで買物をして対応すればよいのです。
ゴールドカードの2枚使い、というのもおすすめですよ。