豊富な特典!ANAカードのメリットとデメリットとは

ANAカードとは!?

ANAカードは、全日空がカード会社各社と提携して発行しているカードです。ANAカードの特徴は何と言っても、嬉しいANAマイルが貯まること。飛行機を利用する方であれば、持っておいて損はないカードなんです。ANAカードが提携しているカード会社は、全部で6社。特に大手3社のVISA・MasterCard・JCBが人気提携先となっています。今回は、そんなANAカードのメリットとデメリットについて紹介しましょう。

ANAカードのランクは?

ANAカードには、一般ランクからプレミアムランクまでの格付けがあり、ランクによって年会費の金額やサービス内容等が変わってきます。まずは、ランク別にどのような内容になっているかを説明していきます。

一般ランク

一般ランクのANAカードは、年会費が初年度無料で、2年見以降から2,000円の年会費がかかってきます。家族会員に関しては、半額の1,000円で利用できます。また、最高1,000万円までの傷害保険が付いてくる嬉しい特典もありますよ。

ワイドランク

ワイドランクになると年会費が、初年度から7,250円と高くなり、家族会員も1,500円かかってきます。しかし、その分損害保険の金額の上限が5,000万円と一般ランクの5倍に。入会時のマイルボーナスも一般に比べて2倍になりますよ。

ワイドゴールドランク

更に上のワイドゴールドランクでは、本会員14,000円の家族会員4,000円(JCBの場合)となり、日々のお買い物で貯まるマイルが2倍になってきます。また、国内の損害保険はワイドランクと同様5,000万円の上限ですが、海外に関しては倍の1億円の上限に変わります。その他にも、出航や乗り継ぎの遅延保険金が2万円付く他、手荷物紛失に関する保険も4万円付いてくる充実さ。このゴールドランクからは、あきらかに内容が変わってきます。

プレミアムランク 

ANAカードの中で最高ランクを誇るのが、このプレミアムランク。本会員70,000円(JCBの場合)の年会費が必要になるので、一部の余裕のある方が持つカードになるのが分かりますよね。プレミアムランクは、年齢が30歳以上じゃないと申し込むことが出来ません。損害保険に関しては、国内外で1億円の上限が設定されており、航空券購入時のマイル還元率も多くなります。

ANAカードを使うメリットとは?

ANAカードは、全日空のカードなので飛行機を利用される方に、多くの特典がある印象があります。しかし、それ以外にもANAカードがおすすめとされる理由があるようです。ここでは、ANAカードを使うメリットについて詳しく紹介していきましょう。

ボーナスマイルがもらえる

ANAカードを使うとマイルが還元され、お買い物などの色んなことに使えるようになります。通常マイルは、カードを使ったお買い物や飛行機の利用によって還元されますが、それ以外にもボーナス的に還元される場合があるんです。それが入会時と継続時。このタイミングで大きくボーナスマイルが還元されます。

どれぐらい還元されるかは、ランクによって変わり、一般が1,000マイル、プレミアムにもなると10,000マイルもの還元になってくるんです。また、これだけに止まらず、ANAでは期間限定で入会キャンペーンも行っています。キャンペーン中に入会することで、通常の何倍ものマイルを受け取れる可能性が出てきますよ。初めて入会する際には、キャンペーンのチェックを事前に行っておきましょう。

会員特典が豊富

ANAカードを持っていれば、様々な会員特典が付いてきます。会員特典は、ランクによって内容が異なりますが、大きく分けると一般ランクとそれ以外に別れているようです。ここでは、ANAカードの会員特典について紹介していきます。

空港内免税店での割引

空港内の免税店で割引されるサービスも。ANAカードの会員特典の魅力です。割引率は、一般ランクで5%。それ以外のランクで10%の割引サービスが受けれます。思わず、たくさん買い物してしまいそうになりますよね。

高島屋SHILLA&ANAでの割引

高島屋SHILLA&ANAは、高島屋が運営する免税店で、化粧品などのハイブランド商品が並ぶ人気のショップです。ここでも5%~10%の割引を受けることが出来ますよ。特に、資生堂やリファなどの女性に嬉しい商品が割安で購入できるのが魅力です。

機内販売の割引

機内販売では、国内線・国際線問わず10%割引で購入することが出来ます。1,000未満の場合には適用されませんが、一般からプレミアムまでランクを問わず同じ割引率なのも魅力ですよね。因みに、上限金額は国内線で85,000円、国際線で200,000円です。

空港内店舗「ANA FESTA」での割引

空港内で、各地のお土産が販売されている「ANA FESTA」では、1,000以上の購入で割引が受けれる会員特典があります。お土産以外にも、お食事処やカフェもあるので、意外と便利に使えるんです。お土産の買い忘れや、ちょっとしたお食事にも使えて便利ですよ。

成田空港でのパーキング割引

成田空港に限りますが、ANAマイレージクラブの提携駐車場を利用することが出来ます。しかも、同時にマイルが貯まるので、マイカーで成田空港へ行く際には、ぜひ使っておきたい特典ですよね。

ANAサイトショッピングでの割引

ANAでは「A-style」と言うネットショップも運営されています。こちらのショップでANAカードによる決済を行うと5%の割引特典を受けることが出来ますよ。また、1マイル=1円の換金率で併用できるので、半端なマイルを無駄にすることなく利用することが可能です。

予約がしやすい

ANAカード会員には、会員専用の予約ダイヤルが用意されていて、スムーズな予約が出来ます。その他にも、細かなスケジュールや空席状況も確認出来るので、旅行や出張の予定を立てるときには便利ですよね。

ファミリーマイルの利用が可能

家族同士で貯めたマイルは、それぞれ必要に応じてマイル数を合算することができます。これだけでも、マイルの用途に幅が出来るので、とても便利で無駄なく使うことが可能です。

ANAラウンジが利用できる

これは、プレミアムランクだけの特典になりますが、空港内ラウンジが自由に使えるメリットがあります。搭乗時間まで、少し早めに行ってゆっくりするのも良いかもしれません。例えば、成田空港のANAラウンジでは、飲み物だけでなく軽食やアメニティも豊富に取り揃えられていますよ。

ANAカードで注意するデメリットとは?

メリットの大きいANAカードですが、当然ながらデメリットもあります。ANAカードのデメリットは、各カード会社によって微妙に変わってくるので、どのカード会社で申し込むのかも重要な選択になってくるようです。ここでは、カード会社ごとのANAカードのデメリットについて紹介します。

VISA/Masterカードのデメリット

VISA/Masterカードの一般ランクには、海外旅行保険の補償内容にケガの治療費が入っていません。治療費が保険の対象になるのは、ワイドランク以上になるので、申し込み時には注意が必要です。また、搭乗する3週間前以降の予約をした場合、75ドルの手数料が発生します。ドルでの計算になるので、為替が円安になるほど負担が増えますよ。

JCBカードのデメリット

これはANAカードに限ったことではないですが、JCBはVISAやMasterCardに比べて、海外で使えるお店が少ないです。海外旅行が多い方にとっては、致命的であると言えますよね。またANAカードには、ショッピングカート保険と呼ばれる保険があります。この保険は、購入後に商品が破損した場合に適用される保険ですが、JCBの場合には海外で購入した場合しか適用されません。

海外で使える場所が少ない上に、国内における商品破損については、適用外と言うことになりますよね。海外旅行が多い方や、ショッピングカート保険の内容が気になる方には、VISAかMasterCardがおすすめと言えます。

ANAカードを使いこなす

ANAカードは、有効に使うことで効率よくマイルを貯めることが出来ます。それ以外にも、特典内容をよく知っておくことで旅行プランも立てやすくなり、有意義な旅にすることが出来ますよ。せっかくのサービスですから、無駄なく知っておくことで、費用的な負担を減らすことも可能です。ここでは、ANAカードを上手く使いこなす方法について紹介していきましょう。

ANAマイルの貯め方

カードには、マイルという言葉が常に付いて回りますよね。何となくクレジットカードのポイントのようなものと認識している方は多いと思います。ANAカードにも、マイルを貯めて使う仕組みがあり、上手く活用することで有意義な旅行計画を立てることも可能です。では、ANAカードでマイルを貯めるには、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

ANAマイレージクラブへの入会

マイルを有効的に使うには、マイレージクラブへの入会が必須です。マイレージクラブは、入会金や年会費が一切無料。誰でも入会出来るので、マイルを貯めて活用したい人には、持ってこいの会員制度なんです。マイレージクラブは、ANAカードを作った時点で入会され、カード申込時にボーナスマイルがプレゼントされます。

飛行機の利用でマイルを貯める

ANAマイレージクラブに入会すると、ANA国内線と国際線の利用だけでなく、提携しているANA以外の航空会社を利用してもマイルが貯まります。上手くマイルを貯めるには、旅行先へ行くまでに、どの航空会社を利用するか?を考えてプランを立てることが大切ですよ。

ホテルに泊まってマイルを貯める

ANAマイルは、飛行機の利用だけでなく、ホテルへ宿泊する際にも貯めることが出来ます。ホテルの場合には、オンライン予約がおすすめ。何と1泊で2,000マイル以上も貯まる場合があるんです。旅行の際には、マイルがたくさんもらえるホテルをチェックしておく価値がありそうですよね。

その他にもマイルが貯まるタイミングがたくさん

飛行機の利用やホテルの利用は、旅をする上では必須の項目になるので、自然とマイルを獲得することが出来ます。しかし、それ以外にも色んな場面において、マイルが獲得出来るポイントがあるんです。

ショッピングでマイルが貯まる

ANAでは、サイト上でのショッピングを運営しています。特に、ANAが伝える日本の逸品として知られるECサイト「WOYO SHOP」では、日本の伝統工芸品を販売していることで話題です。このサイトで、購入した場合でもマイルが貯まります。

有料会員になればマイルが3倍に

ANAマイレージクラブのモバイルプラスは、月額300円の有料サービスです。モバイルプラスに入ると、Edyを利用するだけでマイルが通常の3倍貯まりますよ。

ANAのふるさと納税でマイルを貯める

ANAでは、運営するサイトを通じて「ふるさと納税」による地方自治体への寄附に取り組んでいます。ANA経由で納税された金額に応じて、マイルを貯めることも可能です。

転職サイトでマイルを貯める

転職サイトの「BizReach For ANAマイレージクラブ」へ新規会員として登録すれば。500マイルのプレゼントを受け取ることが出来ます。また「BizReach For ANAマイレージクラブ」経由での転職が決まったあと、アンケートに回答するだけでお祝いの2,500マイルがプレゼントされますよ。

ANAマイルを賢く使う

貯まったANAマイルは、色んな場面で便利に使うことが出来ます。ANAマイルを上手に貯めて使うことで、ANAカードの利点を存分に使ったと言えるでしょう。また、ANAマイルは「ANA SKY コイン」に交換することが出来ます。このコインは、ANAウェブサイトや航空券の支払い時に使えるコインで、マイル数が大きいほど交換率がアップする仕組みです。旅行が多い方にとっては、マイルを貯めることで「旅費がかからない」なんてことも出てくるかもしれませんね。

会員特典をチェック

 

前述にもあるとおり、ANAカードには様々な会員特典があります。旅行プランを立てる際には、会員特典の内容と照らし合わして、どこか特典の恩恵を受ける箇所がないかチェックするのもカードを使いこなす方法の一つです。事前にチェックしておくことで、予算よりも安く済むなんてことも出てくるかもしれません。

まとめ

ANAカードには、意外に知らなかった特典が多くあり、カード会社によっても内容が変わってくることが分かったと思います。特に、旅行へ頻繁に行く方にとっては、持っていないと損をする場合が多いです。近年では、外国人観光客が増えていることで、クレジットカードを利用できる店舗も増えてきていますよね。

こんな時こそ、ANAのクレジットカードを使ってマイルを貯めておけば、次の旅行の際には力強い味方になってくれます。カード決済は、現金と違って後日請求されるので、使いすぎないか心配になりがちですが、予算を立てればこんなにお得なサービスはありません。上手く活用することで、旅行の幅も広がり、新しいプランの開拓にも繋がるのではないでしょうか。

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