ANAをお得に利用したいのであれば、ANAマイレージクラブの上級会員を目指しましょう!
上級会員になれれば、様々なサービスや特典が利用できるようになり、より快適な空の旅が出来るようになります。
当然、無料航空チケットも効率的に取得できるようになります。
しかし何も考えずに上級会員を狙うのは非効率です。
まずは上級会員になるためには何が必要なのかを確認していきましょう。
もしかしたらコツもあるかもしれません。
当記事ではANAの上級会員になるためにはどのようなことが必要になるのかを明らかにします。
ちょっとした裏技もお教えするので参考にしてもらえたら嬉しいです。
ぜひじっくり読んでみてください。
目次
ANAの上級会員になる条件とは?
ANAの上級会員になるための基本的な条件についてお伝えします。
そもそもANAの会員ステータスは、
・ブロンズ会員
・プラチナ会員
・ダイヤモンド会員
以上の4つに分かれています。
ブロンズ会員以上から上級会員(ANAプレミアムメンバー)とされているのですが、一つずつ条件について明らかにしていきましょう。
一般会員の条件とは?
・年間プレミアムポイントの獲得が30,000未満
一般会員に関しては、特に条件は設定されていません。
ANAマイレージクラブに入会した時点で一般会員の資格を得ることになります。
一方で年間プレミアムポイントの獲得が30,000ポイント未満になってしまうと、上級会員から一般会員へ下がってしまう可能性もあるので注意してください。
ANAマイレージクラブへの入会に関しては、入会金も年会費も一切かかりません。
ANAマイレージクラブカードに関しても、保有・維持コストはかかりません。
プレミアムポイントについては、各会員ステータス共通の条件となってくるので理解しておく必要があります。
プレミアムポイントとは、ANAの航空便に乗ることで貯まるポイントです。
多くの方はマイルを想像すると思いますが、マイルとは別物なので注意してください。
プレミアムポイントはお金を支払って航空機に乗る際に獲得できるものです。
よってマイルを利用して無料航空チケットをゲットして航空便を利用した場合には、プレミアムポイントは獲得できません。
さらにプレミアムポイントは翌年への持ち越しはできません。
1月1日にリセットされて0になってしまうのです。
よって1年間でどれだけのポイントがためられるかが重要になってくるわけです。
プレミアムポイントの計算式は「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率×乗車ポイント」となっています。
たとえば羽田から大阪に向かった場合には、区間基本マイレージが280マイルです。
プレミアム運賃だった場合にはクラス・運賃倍率が150%であり、乗車ポイントが400ポイントです。
路線倍率が2倍となるので、プレミアムポイントの獲得は1,240ポイントです。
ブロンズ会員の条件とは?
・うちANAグループ便の利用で獲得したポイントが15,000以上であること
以上の条件を満たすとブロンズ会員になれます。
ただし、ブロンズ会員であった人の年間獲得ポイントが30,000ポイント未満になってしまうと一般会員ランクダウンしてしまいます。
ブロンズ会員からはプレミアムメンバーとよばれますが、ステータスは原則1年間だけのものです。
毎年条件を達成していかなければステータスを維持できません。
プラチナ会員の条件とは?
・うちANAグループ便の利用で獲得したポイントが25,0000以上であること
以上の条件をクリアするとプラチナ会員になれます。
高頻度でANA便を利用する方でなければ条件達成はかなり難しくなります。
しかし後ほど解説しますが、プラチナ会員相当の特典を利用し続けられるとても簡単な裏技があります。
裏技を利用すればプラチナ会員の条件を維持する必要はなくなるのです。
「プラチナ会員になりたいけど条件達成は難しそう」と嘆いている方も安心してください。
ダイヤモンド会員の条件とは?
・うちANAグループ便の利用で獲得したポイントが50,000以上であること
以上の条件をクリアするとANA会員のなかで最上級ステータスであるダイヤモンド会員になれます。
お金を支払って航空チケットを購入しなければ獲得できないプレミアムポイントを、100,000以上ゲットするのは至難の業です。
日常的にそれなりの頻度でANA便を利用している、という方でなければ目指すのは難しいでしょう。
ちなみに成田からアメリカのシアトルまでの区間基本マイレージが5,000マイル弱なので、クラス・運賃倍率や乗車ポイントによっては年に7回から8回くらいの往復で100,000ポイントを達成できる可能性があります。
国内のような近場の利用だけでダイヤモンド会員になるのは難しいですが、海外に行く機会が多い、という方であれば達成の可能性は十分に出てきます。
年間10,000円だけでANAの上級会員になれる裏技
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)と呼ばれるクレジットカードを得ることで、ANAのプラチナ会員とほぼ同等のサービスを利用できます。
しかもANA便を利用しなかったとしても会員ステータスを剥奪されることはありません。
要は、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を持っている限りずっとプラチナ会員と同じような特典が受けられるわけです。
ではANAスーパーフライヤーズカード(SFC)とどんなカードなのでしょうか?
カード取得の条件とは?
・プラチナ会員であること
・ANAグループ運航便の搭乗で100万ライフタイムマイルに到達した人
以上のいずれかの条件をクリアしなければなりません。
要はプラチナ会員以上になっているか、ANAグループ便でのマイルの獲得実績が100万以上でなければならないのです。
つまりANAスーパーフライヤーズカード(SFC)は、ステータスを維持するために役立つカード、と言えるものです。
プラチナ会員以上になって、その会員ステータスを維持し続けられる自信がなかったらANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を持てばよいのです。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の種類とは?
全部で8種類あります。
・ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
・ANAダイナース スーパーフライヤーズカード
・ANAアメリカン・エキスプレス®スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
・ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム
・ANAダイナーススーパーフライヤーズ プレミアムカード
・ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード
・ANAアメリカン・エキスプレス® スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード
それでは各カードの年会費とボーナスマイルを比較してみましょう。
カード名 | 年会費 | 入会マイル | 継続マイル | 特別マイル |
SFC(一般) | 10,250円 | なし | 2,000マイル | なし |
SFCゴールド | 15,000円 | なし | 2,000マイル | 2,000マイル |
SFCダイナース | 28,000円 | なし | 2,000マイル | 2,000マイル |
SFCアメックスゴールド | 31,000円 | なし | 2,000マイル | 2,000マイル |
SFC JCBプレミアム | 70,000円 | 10,000マイル | 10,000マイル | 2,000マイル |
SFCダイナースプレミアム | 155,000円 | 10,000マイル | 10,000マイル | 2,000マイル |
SFC VISAプレミアム | 80,000円 | 10,000マイル | 10,000マイル | 2,000マイル |
SFCアメックスプレミアム | 150,000円 | 10,000マイル | 10,000マイル | 2,000マイル |
比較的年会費が高いものばかりなので驚いてしまったかもしれません。
年会費が高いものについてはボーナスマイルが高い傾向にありますが、それほど気にする必要はありません。
入会マイルは1度きりですし、継続マイルと特別マイルは年に1回きりです。
高額なカードは補償などにも優れていますが、無理をして選ぶ必要はありません。
「とりあえずプラチナ会員の特典が利用できれば良い」という人であればANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)をおすすめします。
ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)であれば年に10,000円程度でANAのプラチナ会員と同等なサービスを受けられるのでお得です。
ANAの会員ステータス別の特典とは?
ANAの上級会員になる方法と、上級会員を維持する方法をお伝えしました。
今回は各会員ステータスの特典について明らかにしていきます。
・ブロンズ会員
・プラチナ会員
・ダイヤモンド会員
以上の4つの会員ステータスには、どのような特典が用意されているのでしょうか?
※上位ステータスは下位ステータスの特典も基本的に利用可能です。
一般会員の特典とは?
・マイルの獲得
・ANAクラウンプラザホテル成田前泊サービス
一般会員については、一般的な特典しか付帯していません。
マイルの獲得は出来るようになりますが、特にお得になるようなサービスは利用できません。
ANAをお得に利用したいのであれば、やはり上級会員にならなければならないのです。
ブロンズ会員の特典とは?
・ANA LOUNGEの利用可能
・座席クラスのアップグレード
・国内線の先行予約
・国内線座席指定の優先
・予約時の空席待ちの優先
・国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約
・優先チェックインカウンター
・手荷物許容量の優待(国際線のみ)
・アップグレードポイント
・フライトボーナスマイル
などの特典が用意されています。
一般会員と比較して、かなり手厚い内容になっています。
紹介した特典の中で、特に注目度が高いものを解説します。
ANA LOUNGEに関しては、空港ラウンジのことを指してます。
ただしブロンズ会員に関しては、マイルやアップグレードポイントを利用しなければラウンジに入場できません。
アップグレードポイントによる座席クラスのアップグレードも可能です。
・国際線(ANAグループ運航便・ユナイテッド航空運航便)→ビジネスクラス、ファーストクラス
以上のアップグレードに対応しています。
フライトボーナスマイルにも注目です。
会員ステータスによってボーナスの割合は異なってきますが、ブロンズ会員に関しては45%or55%となっています。
・ステータス2年目以降・・・ボーナスマイル:55%
フライトマイルがより多く獲得できるようになるわけです。
プラチナ会員の特典とは?
※スーパーフライヤーズカードを獲得していると、プラチナ会員とほぼ同じ特典が受けられます。
・国際線事前座席指定料金の免除(スーパーフライヤーズカード会員は対象外)
・国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
・手荷物受取の優先
・手荷物許容量の優待(国内線も可)
・専用保安検査場の利用可
・優先搭乗の案内
・マイカー・バレーの優待(成田空港)
・羽田空港駐車場の優先予約
・フライトボーナスマイル(90%・105%)
・IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの優待
・「ANA SUITE LOUNGE」利用券(80,000プレミアムポイント限定特典)
・ライフスタイルマガジンの送付
・ダイアリー・カレンダー・手帳のプレゼント
以上の特典が利用できるようになります。
スーパーフライヤーズカード会員については、多くの特典を本人会員だけではなく家族会員も利用できます。
いくつか注目すべき特典を解説します。
国際線特典航空券・アップグレード特典の優先ですが、メンバー本人がマイルで搭乗する時にANAグループ運航便の国際線特典航空券と国際線アップグレード特典を受けられます。
優先搭乗の案内は、搭乗クラスにかかわらず優先的に機内に案内してもらえるサービスです。
ANAグループ便、およびスター アライアンス加盟航空会社便が対象です。
フライトボーナスマイルはブロンズ会員と比較して一気に高まります。
・ステータス2年目以降・・・ボーナスマイル:105%
特定のクレジットカードを取得しスーパーフライヤーズカード会員になっていれば、ステータス2年目以降の105%のボーナスマイルがずっと得られるのでお得です。
ダイヤモンド会員の特典とは?
・コンシェルジュサービス
・国内線特典航空券の空席待ち
・国際線手数料の免除
・フライトボーナスマイル(115%・130%)
・マイルの有効期限の延長(ステータス維持中は有効期限なし)
などの特典が用意されています。
注目すべき特典をいくつか解説します。
ANA SUITE LOUNGEは、羽田、新千歳、伊丹、福岡、那覇空港にあります。
高級感あふれるラウンジとなっており、優雅なひとときが楽しめます。
プライベート感たっぷりの個室タイプのブースも用意されているので仮眠を取ることも可能です。
コンシェルジュサービスは空港でコンシェルジュスタッフが旅行や出張のサポートをしてくれます。
各種予約であるとかビジネス文書のコピーなどに対応してくれます。
要するに秘書のようなサービスとなっているのです。
ダイヤモンド会員になるとフライトボーナスマイルがさらに充実します。
・ステータス2年目以降・・・ボーナスマイル:130%
フライトマイルがたまりやすくなり、苦労することなく無料航空チケットと交換できるようになるはずです。
まとめ
ANAの上級会員になる方法と裏技、さらに各ステータスの特典を明らかにしました。
ANAの上級会員になるためには、ANAの航空便に乗ることで貯まるポイントプレミアムポイントを一定数以上獲得する必要があります。
上級会員を維持する裏技についても紹介しました。
8種類のANAカードのいずれかを取得すると、プラチナ会員と同等の特典が受けられるようになります。
しかもプレミアムポイントが一定以上獲得できなかったとしてもサービスがダウンすることはありません。
「時々しかANA便を利用しない」という方でもスーパーフライヤーズカード会員になるのはおすすめです。
各ステータスの特典も明らかにしました。
まずはブロンズを目指し、その後プラチナ会員を目指したいところです。
プラチナ会員になると一気に利用できる特典が増えるからです。
フライトボーナスマイルの90%と105%も見逃せません。
プラチナ会員資格を維持できるスーパーフライヤーズカード会員には注意点もあります。
申し込み時は、プラチナ会員以上でなければならない、という部分です。
つまりスーパーフライヤーズカード会員になるためには一定の修業が必要になるわけです。
ANAの上級会員になるためにはどのみち一定以上はANA便を利用しなければなりません。