アメックスのプロパーカードについて徹底解説します。
アメックスのクレジットカードの申し込みを考えている方は必見です。
当記事を読めば、
- アメックスのプロパーカードって何なのか?
- アメックスのプロパーカードのメリット
- アメックスのプロパーカードのデメリット
がわかります。
ぜひじっくり読んでみてください。
アメックスのプロパーカードとは?
- クレジットカードの国際ブランドがアメリカン・エキスプレスである
- アメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカードである
以上の2点を満たしているのがアメックスのプロパーカードです。
クレジットカードの国際ブランドは多数あり、有名なのは5つのブランドです。
- アメリカン・エキスプレス
- VISA
- MasterCard
- JCB
- ダイナースクラブ
他にも「銀聯」や「ディスカバー」などを含めて「7大ブランド」と呼ばれることもあります。
次にプロパーカードの意味ですが、「国際ブランドが発行しているカード」のことを指しています。
クレジットカードには「プロパーカード」と「提携カード」があります。
提携カードに関しては国際ブランド会社が自社で発行しているのではなく、ライセンスのみを発行しています。
提携カードには「流通カード」と呼ばれるものがあり、例えば楽天カードであるとかイオンカードなどが該当します。
流通カードは自社のサービスを利用してもらうために発行されるものです。
楽天カードは楽天市場を利用するとポイントがたくさん付与されますし、イオンカードもイオンを利用するとポイントが多く貰えます。
ちなみにアメックスに関しては、「セゾンアメックス」と呼ばれるカードもあります。
セゾンメックスに関しては、発行会社である「クレディセゾン」に対しアメックスがライセンスを発行しているに過ぎません。
つまりセゾンアメックスはプロパーカードではないのです。
アメックスのプロパーカードのメリット5つ!
アメックスのプロパーカードには複数の種類があるため、こちらではアメックスの一般カードである「アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)」のメリットについてお伝えします。
- ステータスあり
- 充実の補償サービスあり
- 空港ラウンジが利用できる
- 優良な旅行系サービスあり
- 利用限度額に一律の制限を設けていない
以上の5つのメリットについて詳しく解説します。
ステータスをもたらしてくれる
クレジットカードの国際ブランドには、それぞれステータスがあります。
実はアメックスは数ある国際ブランドの中で、もっともステータスがあるブランドと言われているのです。
以前はダイナースクラブが最も高いステータスのあるカードとして有名でしたが、近年アメックスが逆転しました。
ステータスが高いということは審査難易度も高いということになりますが、年会費にも注目です。
アメックスのプロパーカードの一般カードである「アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)」は、ゴールドカードではないにも関わらず年会費が税抜12,000円です。
10,000円を超える年会費のクレジットカードに申し込むのは勇気がいるものです。
アメックス側に顧客を満足させる自信があるからこそ高い年会費を設定できる、といった考え方もできます。
ではステータスのあるクレジットカードを保有するとどうなるのでしょうか?
わかりやすいのが、保有者の信用を高めてくれる、というものです。
取得が難しいクレジットカードを持っているということは、カード会社から信頼されている、ということになるわけです。
特に海外ではクレジットカードのステータスが重要であり、ホテルに泊まるときには「身分証明書代わりになる」とまで言われています。
保険内容に優れている
もしもの時に心強い味方になってくれるのがアメックスのプロパーカードです。
各種保険が付帯しており、もしものときには補償してくれます。
ではアメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)にはどのような保険が付帯しているのでしょうか?
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 国内500万円・海外500万円 |
ゴールドカード並みの保険が付帯しています。
特に注目してほしいのが、海外旅行保険に付帯している航空機遅延保険です。
航空機が遅延したことにより損害を被った場合には、最大10万円の補償が受けられます。
※航空機遅延保険の中身・・・乗継遅延費用2万円、出航遅延費用等2万円、寄託手荷物遅延費用2万円、寄託手荷物紛失費用4万円
2種類の空港ラウンジサービスあり
- クレジットカード付帯の無料空港ラウンジサービス
- プライオリティ・パス
アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)には、以上2つの空港ラウンジサービスが付帯しています。
無料空港ラウンジサービスについては国内主要空港及び、ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)のラウンジが対象となっています。
プライオリティ・パスに関しては、世界1,200箇所以上のラウンジが利用できるサービスです(会員+同伴者も1回27ドルでラウンジを利用できます)。
ラウンジによって受けられるサービスは異なっていますが、ドリンクや軽食サービス、wi-fiやシャワー、そしてアルコールなどを提供してくれるところもあります。
航空機を待っている間はロビーにいることが一般的ですが、ざわついており落ち着かないこともあるでしょう。
ラウンジは静かで落ち着いた空間を提供してくれます。
旅行を楽しめる
アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)は旅行系サービスに優れているカードとしても有名です。
- 空港手荷物宅配サービス
- 空港クロークサービス
- 空港送迎タクシーサービス
- 空港パーキングサービス
- 無料ポーターサービス
- エアポート・ミール
- 海外サポートデスク
などの旅行に役立つサービスが用意されています。
例えば海外サポートデスクに関しては、現地での観光案内や各種予約が可能です。
さらに現地でトラブルが発生してしまったときにも日本語で対応してくれるのです。
高額の利用限度額が設定される可能性あり
アメックスのプロパーカードは利用限度額の上限を設定していません。
審査によって個別に判定しているのです。
つまりアメックス側に高く評価をされれば高額の利用限度額が設定されるチャンスもあります。
クレジットカードを利用して高額の買い物をしたい、と考えている方にアメックスのプロパーカードはおすすめなのです。
アメックスのプロパーカードのデメリット4つ!
アメックスのプロパーカードには複数の種類があるため、こちらではアメックスの一般カードである「アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)」のデリットについてお伝えします。
- 年会費が高い
- 加盟店が少ない
- 初回限度額が低い
- ポイント還元率が低い
以上の4つのデメリットについて詳しく解説します。
年会費が最低でも10,000円を超えてしまう
アメックスの一般カードであるアメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)でも年会費は税抜12,000円です。
ゴールドカードやプラチナカードともなるとさらに高額の年会費となります。
アメックスのカードを使いこなせる方であれば年会費は気にならないと思いますが、他のクレジットカードと比較して高いのは事実です。
使えない店舗も多い
アメックスのカードを利用できる店舗はアメックスの加盟店であるか、アメックスと提携している国際ブランドの加盟店でなければなりません。
そもそもアメックスの加盟店自体がそれほど多いとは言えないので、使い勝手、という部分に難があるのです。
基本的には高級店系の加盟店が多いと言われています。
つまり高級店を利用する機会が多い方は、それほどマイナスに感じないでしょう。
ちなみに国内での使い勝手は問題ありません。
アメックスはJCBと提携しているので、JCBブランドの加盟店でもアメックスのカードが利用できるのです。
ただしJCBの加盟店でも会計システムによってはアメックスが利用できないこともあるため注意が必要です。
心配な方はアメックスだけではなく、加盟店が多いVISAやMasterCardブランドのカードを保有しておきましょう。
初回限度額は期待できない
アメックスは限度額に一律の制限を設けていませんが、いきなり高額の限度額を設定してくれるわけではありません。
当然個人差もありますが、初回の限度額設定が20万円や30万円程度に抑えられてしまうケースも珍しくないのです。
利用実績が高まっていくと、少しずつ限度額がアップする仕組みとなっています。
長い目でみると限度額はメリットですが、初期に関しては残念ながらデメリットになってしまうのです。
ポイント還元率は0.3%から1.0%前後
アメックスのポイント還元率は高くありません。
0.3%から1.0%程度なので、交換先によっては還元率が0.5%を切ってしまうこともあるのです。
流通系クレジットカードには還元率が1.0%以上に設定されているものもあり、比較するとデメリットと言わざるを得ません。
アメックスですが、100円利用ごとに1ポイント(メンバーシップ・リワードポイント)が付与されます。
ポイントの付与率は1%なのですが、Tポイントや楽天スーパーポイントに交換するときには価値が3分の1になってしまいます(3,000ポイント→1,000ポイント)。
一方でマイルに交換すると若干還元率が良くなります。
スカイマイルに関しては2,000ポイントが1,000マイルになるので、還元率は0.5%となります。
ANAマイルの場合はもっと良くなり、1,000ポイントで1,000マイルと交換できます(還元率1.0%)。
アメックスを利用している方で還元率にこだわっているのであればマイルへの交換をおすすめします。
アメックスのプロパーカードの種類とは?
全部で6種類あります。
- アメリカン・エキスプレス・カード(通称アメックスグリーン)
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(通称アメックスゴールド)
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(通称アメックスプラチナカード)
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(通称ブラックカード)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード(通称アメックスビジネスグリーン)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(通称アメックスビジネスゴールド)
4つの一般的なクレジットカードと2種類のビジネスカードを発行しているのです。
ちなみにビジネスカードについては、個人事業主でも発行可能です。
アメックスカードの年会費を比較してみましょう。
カード名 | 年会費(税抜き) |
アメックスグリーン | 12,000円 |
アメックスゴールド | 29,000円 |
アメックスプラチナカード | 130,000円 |
ブラックカード | 350,000円 |
アメックスビジネスグリーン | 12,000円 |
アメックスビジネスゴールド | 31,000円 |
どのカードも年会費が高く設定されていますが、特に高額であるのがアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(ブラックカード)です。
実は数あるクレジットカードの中で最も高い年会費設定であると言われています。
しかも発行時には入会金50万円が必要なのです。
合わせて税抜き850,000円を初回に支払わなければ利用が開始できません。
カードによって申し込み方法も異なっています。
カード名 | 申込方法 |
アメックスグリーン | 申込み可 |
アメックスゴールド | 申し込み可 |
アメックスプラチナカード | インビテーション(招待制) |
ブラックカード | インビテーション(招待制) |
アメックスビジネスグリーン | 申し込み可 |
アメックスビジネスゴールド | 申し込み可 |
インビテーション制に関しては、アメックス側から招待されなければ申し込めない設定となっています。
例えばアメックスプラチナカードに関しては、アメックスゴールドの利用実績を積み重ねて招待されるのを待つしかないのです。
インビテーションの条件は高く設定されており、年間100万円以上はカード利用しなければならない、とされています。
まとめ
アメックスプロパーカードの説明、およびメリットとデメリットについてお伝えしました。
アメックスのプロパーカードとは、国際ブランドのアメックスが発行するクレジットカードのことを指しています。
全部で6種類を発行しています。
アメックスプロパーカードのメリットには、ステータスやサービス内容があります。
審査難易度が高く設定されているので、保有できれば「信用できる人物」といった証明にもなるわけです。
サービス内容にも優れており、空港ラウンジ・保険・旅行に関する特典が多数あります。
デメリットに関しては、年会費や使い勝手などをお伝えしました。
年会費が高いので一定のコストが発生します。
アメックスは加盟店が少ないので使い勝手に多少の問題がある点も紹介しました。
アメックスはサービスに優れた有能なクレジットカードの一つです。
デメリットを理解した上で利用すれば、あなたの素晴らしいパートナーになってくれるはずです。