Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードの正式名称は「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」といいます。
多くの方から支持されているクレジットカードですが、どのような特徴があるのでしょうか?
当記事ではMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードのメリットとデメリットを明らかにします。
読めばあなたにとっておすすめのカードなのか、それとも持たなくてよいカードなのかがわかります。
ぜひ最後までお付き合いください。
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードのメリット5つ!
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードのメリットに迫ります。
- マリオットBONVOY(ボンヴォイ)のゴールドエリートになれる
- 無料宿泊券がもらえる
- アメックス・トラベル・サービスが利用できる
- ポイントがマイルに交換できる
- 入会キャンペーン実施中
以上の5つのメリットについて詳しく解説します。
無条件でマリオットBONVOY(ボンヴォイ)のゴールドエリートになれる
マリオットBONVOYのゴールドエリートになるためには、本来は条件があります。
グループホテルを年間25泊以上しなければなりません(ポイント交換による宿泊を含めてOK)。
25泊の到達が難しくてなかなかゴールドエリート会員になれない、という方も多いのではありませんか?
しかしMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードを持つだけで、なんと無条件でゴールドエリート会員になれます。
マリオットグループのホテルに1度も宿泊したことがなかったとしてもゴールドエリート会員になれるのです。
ではゴールドエリート会員になるとどのような特典が受けられるのでしょうか?
- ボーナスポイントが獲得できる(25%のポイント加算)
- 部屋のアップグレード(空室状況によっては不可)
- レイトチェックアウト(最大午後2時まで)
- 無料のインターネットアクセス
- ウエルカムギフト(ポイントの進呈:250ポイントor500ポイント)
- 完全予約保証
などのサービスが受けられるようになるのです。
特におすすめなのは、ボーナスポイント・アップグレード・レイトチェックアウトの3つでしょう。
ホテルの宿泊が今まで以上に快適に、そしてお得になることは間違いありません。
ちなみに以前よりもこちらのメリットは魅力度を増しています。
以前はスターウッドホテル&リゾートのグループホテルのみに適用されていた特典でした。
しかし2016年9月にマリオット・インターナショナルがスターウッドホテル&リゾートを買収したのです。
買収後にMarriott Bonvoy(旧spg)とマリオットが統合され、Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードの特典の提供先がマリオット、ザ・リッツ・カールトンにまで広がることになりました。
現在のマリオットBONVOY(ボンヴォイ)のグループホテルは、世界に7,000以上もあります。
国内では現状で40のホテルが展開されています(21019年9月時点)。
海外旅行だけではなく国内旅行でもMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードによるゴールドエリート会員資格が役立つことになるでしょう。
※カード継続時には5泊分の宿泊実績がプレゼントされます。プラチナエリートになるためには年間50泊が必要ですが、Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカード保有者は45泊すればプラチナエリートになれます。
※アジア太平洋地域の特典参加ホテル内レストランこの飲食代金が15%オフになる特典も用意されています。
マリオットグループホテルの無料宿泊券がもらえる
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードを継続すると、継続ボーナスとしてマリオットグループホテルで利用できる無料宿泊券が貰えます。
条件は「交換レート1泊50,000ポイントまで」で「一泊一室(2名様まで)」となっています。
祝日であるとか大規模なイベントが開催されている期間中でも利用できるので、非常に価値のあるMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードの特典の一つです。
ちなみに1ポイントあたりの価値は時期によっても異なりますが、大体0.5円から1円弱といった感じです。
よって50,000ポイントの部屋に宿泊したら50,000円ほどもお得になってしまう、ということも・・・。
各種保険やサービスの付帯あり
様々なトラベルサービスが利用できます。
グローバル・ホットライン
旅行保険
手荷物無料宅配サービス
空港クロークサービス
空港送迎タクシーサービス
空港パーキングサービス
無料ポーターサービス
エアポート・ミール
以上のトラベルサービスの中で特におすすめのものを3つ紹介します。
空港ラウンジに関しては、国内28空港・海外1空港の空港ラウンジが対象となっています。
海外空港に関してはダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)が対象となっており、旅行先がハワイであれば、行きも帰りもラウンジが利用できるのです。
ちなみに空港ラウンジに関しては本人だけではなく同伴者1名も無料となっています。
グローバル・ホットラインはトラブル時などに日本語で対応してくれます。
言葉が通じない海外でもグローバル・ホットラインがあれば安心です。
他に、現地の観光案内であるとか各種予約にも対応してくれます。
手厚い補償内容の旅行保険にも注目です。
海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯分:5,000万円) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
高額な保険が付帯しています。
利用しないに越したことはありませんが、もし旅行先で怪我をしてしまったり病気にかかってしまったりしたとしても保険で対応できます。
少し珍しいですが航空便遅延費用保障も付帯しています。
航空便の遅延等で臨時に出費した宿泊料金や食事代を補償してくれるので、遅延等があった場合には利用してみましょう。
マイラーにもおすすめのクレジットカード
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードはホテル特典のみを目的とした人以外にもおすすめのクレジットカードです、
特に注目して欲しいのがマイラーです。
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードは、100円の利用に付き3ポイントが貰えます。
その3ポイントを各マイルサービスへ交換できるのです
マイル交換先 | マイル交換単価 | マイル還元率 |
ANAマイル | 3,000ポイント→1,000マイル | 1.0% |
JALマイル | 3,000ポイント→1,000マイル | 1.0% |
スカイマイル | 3,000ポイント→1,000マイル | 1.0% |
マイレージプラス | 3,000ポイント→1,100マイル | 1.1% |
ポイントを交換すると損してしまうこともありますが、Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードであれば100円の利用で1マイル以上が獲得できる計算になるわけです。
マイルを集めている方におすすめしたいクレジットカードです。
ポイントをためてから交換するとポイントボーナスが付くこともあります。
ANAマイルについては1回あたり60,000ポイントの交換で15,000ポイントのボーナスがつくので、100円につき1.25マイルとなります。
JALマイルやスカイマイルも同じ設定なので、最大で100円につき1.25マイルの獲得となるのです。
ただし60,000ポイントをためるためには600万円の利用が必要になるので簡単ではありません。
カードで高額の買い物をする機会が多い方は、なるべくポイントを貯めてからマイルに移行することをおすすめします。
※ポイントはマリオットグループのホテルに宿泊する時に利用することも可能です。
入会特典として30,000ポイントをゲットできる可能性あり
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードでは魅力的な入会キャンペーンを実施中です。
30,000ポイントが貰えるチャンスがあるのです。
30,000ポイントあれば無料宿泊に利用できる可能性もありますし、10,000マイルとの交換に利用することも可能です。
では30,000ポイントを獲得するためにはどうしたら良いのでしょうか?
以上の条件だけです。
1ヶ月あたり30,000円強を利用すればよいだけなので、それほど難しい条件が設定されているわけではありません。
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードのデメリット3つ!
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードにはメリットだけがあるわけではありません。
デメリットもしっかりと確認していきましょう。
使える店舗が少ない可能性あり
ETCカードに発行手数料がかかる
マイナス面について一つずつ解説いたします。
年会費が30,000円以上してしまう
本会員年会費 | 31,000円(税抜き) |
家族会員年会費 | 15,000円(税抜き) |
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードを利用しようとすると、高額な年会費が継続的に発生し続けてしまいます。
家族カードの年会費も高く設定されており、年間の維持費だけでもある程度の出費となってしまいます。
近年では年会費無料のカードも多いので、負担に感じる方も多いかもしれません。
しかしMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードに年会費分の価値がないといっているわけではありません。
付帯しているサービスをうまく利用すれば、年会費を取り戻すことも可能です。
例えば無料宿泊特典があります。
50,000ポイントまでの部屋であれば1泊を無料で過ごせるわけです。
1ポイントあたりの価値はホテルの部屋や期日によっても異なるので、明確な価値は確認できませんが50,000ポイントの部屋を通常の支払い(クレジットカード払いや現金払い)で泊まろうとすると30,000円から 40,000円程度かかることもあります。
つまり「無料宿泊特典だけで年会費が取り戻せてしまう」わけです。
他にもマリオットのゴールドエリート会員に無条件でなれるなど、使い方によっては年会費を気にしなくてもよいほどです。
ポイント還元率(マイル還元率)も約1.0%程度はあるので、総合的に見ても見返りが大きなカードといえます。
アメックスの加盟店は多くない
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードの国際ブランドはアメックスです。
アメックスはクレジットカードブランドの中でそれほどシェア率が高いとは言えません。
少し前の情報となってしまいますが、2015年3月のNILSON REPORTによると、アメックスのシェア率は約3%です。
Visaが58%であり、MasterCardが26%であるのと比較すると極めて低いことがわかります。
アメックスはステータスのあるカードであり、誰しもが持てるものではありません。
審査難易度も高く設定されているので、発行枚数が比較的少なく、それに比例して加盟店も少なくなっているのです。
ただマリオットグループのホテルであれば、当然SPSクレジットカードは利用可能です。
さらにアメックスはJCBと提携しており、多くのJCB加盟店でもMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードは利用可能です。
国内利用に関しては特に問題は感じないでしょう。
またアメックスは高級ブランドなので、高級店の加盟店が多い、といった特徴もあります。
高級店を利用する機会が多い、という方にとっては使い勝手が良いカードともいえます。
ETCカード1枚あたり850円の発行手数料がかかる
クルマをよく運転する人にとって欠かせないのがETCカードですが、Marriott Bonvoy(旧spg)で発行する場合には手数料がかかってしまいます。
1枚あたり850円(税抜き)が発生してしまうのです。
しかしETCカードについては年会費が発生しません。
つまりETCカードを発行する場合には、初回だけコストが発生するわけです。
毎年継続してかかってくるわけではないので安心してください。
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードの入会資格および入会方法とは?
メリットとデメリットを確認した上でMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカード会員になりたいと思ったら、まずは入会資格を確認しましょう。
入会方法についても前もって把握しておくのがおすすめです。
それではMarriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードの入会資格と入会方法を徹底解説します。
入会資格とは?
年齢条件 | 20歳以上であること |
収入条件 | 本人に安定した継続収入があること |
ホテル会員条件 | スターウッドプリファードゲスト(現・マリオット ボンヴォイ)会員番号を持っていること |
年齢条件と収入条件については特に気にする必要はありません。
他のクレジットカードと大きな条件の相違はないからです。
しかし他のクレジットカードと大きく異る部分として「スターウッドプリファードゲスト(現・マリオット ボンヴォイ)会員番号を持っている」という条件があります。
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードは、「ホテル利用のためのカード」と言っても過言ではありません。
よってスターウッドプリファードゲスト(現・マリオット ボンヴォイ)会員番号を前もって取得しておかなければならないのです。
ちなみにスターウッドプリファードゲスト(現・マリオット ボンヴォイ)会員番号についてはホテルで取得することも可能ですし、WEBから取得することも可能です。
コストは一切かからないので安心してください。
入会方法とは?
インターネットからの申し込みが可能です。
申し込み専用の画面から本人情報やマリオット ボンヴォイ会員番号を入力し送信すると審査が実施されます。
審査が終わると審査結果が通知されるわけです。
カードが手元に届くまでには1週間から3週間程度かかる、とされています。
旅行の直前の申し込みであると間に合わない可能性もあるので、申込みについてはなるべく早く行いましょう。
まとめ
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードのメリットとデメリットをまとめてみました。
代表的なメリットには
- マリオットボンヴォイの上級会員資格「ゴールドエリート会員」が獲得できる
- 無料宿泊券がもらえる
- アメックス・トラベル・サービスが利用できる
などがありました。
ホテルサービスと旅行サービスに優れたクレジットカードなのです。
一方で主なデメリットとしては
- 年会費が高い
- 使える店舗が少ない可能性あり
などがあります。
しかし年会費に関してはサービスで十分に取り戻すことが可能です。
使える店舗についてどうしても不安な方は、他にVISAやMasterCard系のカードを保有しておけば問題ありません。
Marriott Bonvoy(旧spg)クレジットカードはマリオット系列のホテルに泊まる機会が多い、という方にとって必須のクレジットカードです。
年会費などのデメリットを気にする必要はありません。
ホテルサービスだけでも年会費くらいは簡単に取り戻せるからです。