ホテルニューオータニを利用する機会は多いですか?
ホテルニューオータニは東京だけではなく、大阪や札幌、さらに博多や横浜にもありますよね。国内だけではなくハワイのホノルルにまであるのです!
実はホテルニューオータニグループのホテルがお得に利用できる会員制度があります。
その会員制度の事を「ニューオータニクラブ」といいます。
様々な特典が用意されており、うまく活用すれば大きな節約につながることも・・・。
当記事では、
・ニューオータニクラブの会員になる方法
・ニューオータニクラブの様々な特典
を明らかにしていきます。
読めばニューオータニクラブ会員になるメリットが分かり、自分に役立つサービスを提供しているかがわかります。
出張や旅行でホテルに宿泊する機会が多い、という人は必見です。
じっくり読んでみてください。
ニューオータニクラブってなんだ?
ホテルニューオータニグループの会員制度のことを指しています。
マリオットやリッツ・カールトンなどでおなじみの「マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」と同じようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。
ニューオータニクラブの公式ホームページには以下のように掲載されています。
ニューオータニクラブは、ニューオータニホテルズを日頃よりご愛顧いただいておりますお客さまを対象に、さらに上質のサービスをお楽しみいただくためのメンバーズクラブです。
1964年に日本のホテルでは初の本格的会員組織として発足以来、各界の第一線でご活躍の方々に多数ご入会いただき、会員の皆さまにより伝統と信頼が培われてまいりました。
アクティブなビジネスシーンにも、くつろぎのオフタイムにもお役立ていただける多彩な特典におもてなしの心を込めて、皆さまのホテルライフをサポートいたします。
50年以上の歴史がある会員制度なのです。
上質なサービスを提供するためのものであり、特典が用意している、と述べています。
会員ならではの特典が受けられるのがニューオータニクラブというわけです。
ただニューオータニクラブはあまり有名ではありませんよね。
じつはグループホテルの数がそれほど多くないのです。
マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)の場合は世界に7,000軒前後の提携ホテルがありますが、ニューオータニクラブの提携ホテルは20軒前後に過ぎません。
以下にニューオータニクラブの提携ホテルを掲載します。
ホテルニューオータニ | ホテルニューオータニ幕張 | ホテルニューオータニ大阪 |
ニューオータニイン札幌 | ニューオータニイン東京 | ニューオータニイン横浜 |
NASPAニューオータニ | ホテルイタリア軒 | ホテルニューオータニ長岡 |
湯沢ニューオータニ | ホテルニューオータニ高岡 | ホテルニューオータニ鳥取 |
ホテルニューオータニ博多 | ホテルニューオータニ佐賀 | 山形グランドホテル |
金沢ニューグランドホテル | ホテルニューオウミ | ザ・ニューホテル熊本 |
長富宮飯店(中国・北京) | ニューオータニカイマナビーチホテル(ハワイ・ホノルル) |
※2019年9月現在
国内だけではなく海外にも展開しているのですが、数千軒と提携している巨大ホテルグループに比べるとやはり規模が小さいと言わざるを得ません。
よって知名度がそれほど高くないのはいたしかたない部分でもあります。
ではニューオータニクラブにはどうやったら入会できるのでしょうか?
年会費についても知りたいですよね。
ニューオータニクラブ会員になる方法と年会費を無料化する裏技とは?
ニューオータニクラブはホテルニューオータニグループの会員制度であり、グループホテル利用時に特典の対象になります。
ポイント特典などもあるので「ニューオータニクラブ会員になりたい!」と思っている人もいるのではありませんか?
ではニューオータニクラブ会員になるためにはどうしたら良いのでしょうか?
こちらではニューオータニクラブ会員になる方法と、年会費について明らかにします。
年会費を無料化するちょっとした裏技も紹介するので是非チェックしてくださいね。
3つの個人カードまたは2つの法人カードのいずれかに入会すれば会員になれる
ニューオータニクラブ会員になるためには、特定のクレジットカードを取得しなければなりません。
個人カードと法人カードが用意されており、どちらを持っていてもニューオータニクラブ会員になれます。
それでは個人カードと法人カード分けて、それぞれのカードを紹介します。
3つの個人カードについて
ニューオータニクラブ会員になれる3つの個人系クレジットカードのそれぞれの特徴を明らかにしていきます。
年会費や入会資格はどうなっているのでしょうか?
ニューオータニクラブVISAクラシックカードの特徴
本会員年会費 | 1,250円(税抜き)(初年度無料) |
家族会員年会費 | 400円(税抜き) |
入会資格 | 国内に居住、27歳以上である、役職者で社会的信用を有すること |
ポイント制度 | ワールドプレゼント(1,000円につき1ポイント付与)、国内グループホテル、・直営レストラン・バーでのご利用でポイント2倍 |
入会方法 | 入会申込書を電話で取り寄せ |
旅行傷害保険 | なし |
ショッピング補償 | 年間100万円まで |
総利用枠 | 10万円から80万円 |
3つの個人カードの中で最も年会費が低いので、とりあえずニューオータニクラブ会員になれれば良い、という方におすすめのカードです。
ニューオータニグループの特典については各カードに差はないので、クレジットカードに特にこだわりがない人にもおすすめです。
ただし入会資格については比較的厳しく設定されているので注意してください。
年齢が27歳以上であることと、役職者である必要があります。
つまり管理職でなければ取得できないので、平社員の人では手に入らないクレジットカードなのです。
家族も一緒にニューオータニクラブのクレジットカードを取得したい、という場合にはニューオータニクラブVISAクラシックカードがおすすめです。
ニューオータニクラブVISAゴールドカードの特徴
本会員年会費 | 10,000円(税抜き) |
家族会員年会費 | 一人目無料、2人目以降1,000円(税抜き) |
入会資格 | 国内に居住、27歳以上である、役職者で社会的信用を有すること |
ポイント制度 | ワールドプレゼント(1,000円につき1ポイント付与)、国内グループホテル、・直営レストラン・バーでのご利用でポイント2倍 |
入会方法 | 入会申込書を電話で取り寄せ |
旅行傷害保険 | 最高5,000万円の海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険 |
ショッピング補償 | 年間300万円まで |
総利用枠 | 50万円から200万円 |
ニューオータニクラブVISAクラシックカードと比較して、ワンランク上のクレジットカードになります。
本会員宴会費は10,000円であり、ゴールドカード系のクレジットカードとしては平均的です。
家族会員年会費は、1人目は無料であり、2人目以降は1,000円です。家族会員宴会費は他のゴールドカードと比較しても有利ですよ。
ちなみに空港ラウンジサービスやゴールドデスクも用意されているなど、ゴールドカードらしい特典もしっかりと付帯しているところは見逃せません。
利用可能枠も最大200万円となっており、高額の買い物にも利用できます。
ニューオータニクラブダイナースカードの特徴
本会員年会費 | 22,000円(税抜き) |
家族会員年会費 | 5,000円(税抜き) |
入会資格 | 27歳以上であること |
ポイント制度 | ワールドプレゼント(100円につき1ポイント付与)、国内グループホテル、・直営レストラン・バーでのご利用でポイント2倍 |
入会方法 | 入会申込書を電話で取り寄せ |
旅行傷害保険 | 最高1億円の海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険 |
ショッピング補償 | 年間500万円まで |
総利用枠 | 一律の制限無し |
※2019年12月31日申し込み分まで初年度年会費が無料になるキャンペーン実施中。
個人系のニューオータニクラブのクレジットカードの中で、最もグレードが高いのがニューオータニクラブダイナースカードです。
入会資格は「27歳以上」しか公式ホームページ明記されていませんが審査難易度は高いと考えられます。
年会費が高く設定されており、本会員宴会費は22,000円で家族会員年会費5,000円です。
カードの特典をしっかりと活かさなければ、年会費が無駄になってしまう恐れもあるので気をつけましょう。
要するに個別に利用限度額が設定されることになるのです。カード会社側に評価されれば、高額の500万円や1,000万円が利用限度額として設定される可能性もありますよ。
空港ラウンジサービスも用意されており、世界850箇所以上のラウンジが利用可能です。
さらに保険もしっかりと付帯しており、もしものときにも役立ってくれます。
グルメ優待やゴルフ場優待も用意されているので、それらの特典もしっかりと活用しましょう。
2つの法人カードについて
個人系クレジットカードの次に法人系クレジットカードを紹介します。
ビジネス目的(出張など)でニューオータニグループのホテルを利用する機会が多い、という方は必見です。
ニューオータニクラブVISAビジネスカードの特徴
本会員年会費 | 1,250円(税抜き) |
追加会員年会費 | 400円(税抜き) |
入会資格 | 国内に居住していること、30歳以上であること、役職者であること、社会的信用を有していること |
ポイント制度 | ワールドプレゼント(1,000円につき1ポイント付与)、国内グループホテル、・直営レストラン・バーでのご利用でポイント2倍 |
入会方法 | 入会申込書を電話で取り寄せ |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険 |
ショッピング補償 | 年間100万円まで |
総利用枠 | 20万円から40万円 |
ビジネスカードとしては年会費が低く設定されています。
本会員宴会費は1,000円程度であり、追加会員年会費は500円未満です。
カードのサービスは気にせずに、ニューオータニクラブ会員になれれば良い、という方におすすめのカードですよ。
ただ入会資格はかなり細かく決まっているので確認しておきましょう。
年齢条件は30歳以上となっているので、20代の申し込みはできません。
「役職者である」という部分は問題ないでしょう。基本的にビジネスカードは会社の代表者が発行するものですから。
それほど手厚い内容とは言えません。
また総利用枠も40万円までなので、高額の支払いに利用したい、という会社にもあまり適していないカードです。
物足りない場合はもうワンランク上のニューオータニクラブダイナースコーポレートカードを狙いましょう。
ニューオータニクラブダイナースコーポレートカードの特徴
本会員年会費 | 12,000円(税抜き) |
追加会員年会費 | 12,000円(税抜き) |
入会資格 | 【法人のケース】営業年数が3年以上であること【個人(個人事業主)のケース】日本国内に居住していること、30歳以上であること、役職者であること、社会的信用があること |
ポイント制度 | ワールドプレゼント(100円につき1ポイント付与)、国内グループホテル、・直営レストラン・バーでのご利用でポイント2倍 |
入会方法 | 入会申込書を電話で取り寄せ |
旅行傷害保険 | 最高5,000万円の海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険 |
ショッピング補償 | 年間500万円まで |
総利用枠 | 一律の制限無し |
年会費も高く設定されており、比較的取得が難しいとされるビジネスカードです。
空港ラウンジなどの様々な特典も用意されており、旅行経優待サービスも目白押しです。
・海外Wi-Fiレンタルサービス
・レンタカーサービス
・レストラン&バー優待サービス
・料亭プラン
・JALエービーシー優待サービス
・旅行予約デスク
・ホテル宿泊優待サービス
などが用意されており、旅行時や出張時にうまく活用すれば年会費分程度はすぐに取り戻せるはずです。
利用限度額に一律の制限を設けていない、というところも注目でしょう。
場合によっては高額の利用限度額が設定される可能性もあり、大規模な会社の経費の支払いとして利用することも十分に可能です。
年会費無料でニューオータニクラブ会員になる方法
いずれのカードも年会費が発生するのですが、実はちょっとした方法を採用することで年会費がゼロになるチャンスもあります。
難しい方法ではありません。
あとは「マイ・ペイすリボ」に登録するだけです。
公式ホームページによると、
「年に1回以上カードをご利用になれば、年会費が無料または半額になります。」
と記載されているので、ニューオータニクラブVISAクラシックカードに入会しマイ・ペイすリボに登録、後は年に1回以上利用すればよいだけです。
ただリボ払いを設定すると、金利手数料が発生してしまいますよね。
金利手数料のことを考えると、リボ払いをしたくない、という方も当然出てきてしまうはずです。
しかしマイ・ペイすリボを選択しても1回払いにする方法があります。
毎月の支払額ですが、自分で決められるのです。
最低支払金額は5,000円ですが、自身の支払い能力に合わせて50,000円や 100,000円に設定できます。
なので金利手数料を絶対に支払いたくないのであれば、毎月の支払い上限額を高額に設定しましょう。
たったそれだけで、年会費を支払わなくてOKですし、金利手数料も支払わずに済むわけです。
ニューオータニクラブ会員の注目すべき特典5つ!
ニューオータニクラブ会員になるのはクレジットカードを保有するだけなので難しくはありません。
しかも年会費を無料にする方法まであります。
一方でニューオータニクラブ会員になる理由が必要ですよね。何もメリットがなければ会員になる必要なんてありませんから。
こちらではニューオータニクラブに加入するとどんな特典が受けられるのかを明らかにします。
あなたにとって重要な特典は用意されているのでしょうか?
ポイントプログラムあり
ホテルのご宿泊およびレストラン・バーを利用するとポイントが獲得でき、一定ポイント以上貯まると専用のホテル券と交換できます。
「ニューオータニクラブ(NOC) ポイントプログラム」と呼ばれるものであり、ポイントレートが極めて良いものとなっています。
利用100円ごとに5ポイントが獲得できます。
5,000ポイントを貯めると、5,000円分のホテル券に交換できるのです。
ただしポイント獲得には一定の条件もあるので注意してください。
ニューオータニクラブの公式ページには以下のように記載してあります。
「ご宿泊、指定のレストラン・バーのご利用に際し、ホテルに直接電話、もしくはホテルウェブサイトからの予約に限り、ポイントを加算させていただきます。」
つまり他社のサイトを経由して予約を入れたり、予約を入れずに利用したりした場合にはポイントの対象にはならないのです。一休.comを利用したり楽天トラベル利用したりした場合はポイント対象外となってしまいます。
5%の還元率は極めて大きいので、条件を満たした上で利用しましょう。
※ちなみにニューオータニクラブカードで支払わなかったとしてもポイント対象になります。掲示するだけで5.0%分のポイントがゲットできるのです。
各種宿泊特典あり
・宿泊料金優待
・朝食優待
・朝食プレゼント
・クイックチェックイン
・クイックチェックアウト
・レイトチェックアウト
・新聞無料サービス
・屋外プール無料
・フィットネスクラブの特別利用
などの様々な宿泊特典が用意されています。
宿泊料金優待に関しては、会員専用の室料であるとか、朝食付きの宿泊料金、朝夕食付きの宿泊料金が用意されています。お得に宿泊できる特典が利用できるのです。
朝食系の優待も見逃せません。
朝食優待に関しては、宿泊時に朝食を会員専用の優待料金で楽しめます。
会員本人と同伴家族が会員料金にて宿泊の場合に限られますが、一部のホテルでは朝食プレゼントも実施しています。
クイックチェックインとレイトチェックアウトにも注目でしょう。
会員カードの提示と署名だけで、部屋に案内してもらえます。レイトチェックアウトは、予約時に申し出をしていれば各ホテルの規定時刻まで無料延長してもらえるので、希望があれば前もって利用する旨を伝えておきましょう。
フィットネスクラブに関しては、プール、ジム、サウナなどを無料であるとか特別料金で利用できる特典です。
ホテルにじっとしていると身体がなまってしまうので、うまく活用するのもおすすめですよ。
レストラン・バー特典あり
・個室料無料
・カバーチャージ無料
各種優待特典が用意されています。
レストラン・バーに個室が用意されていることもありますが、予約時に申し出ておくことで個室料が2時間無料になります。
一部ホテルについては50%オフの割引対応になります。
カバーチャージ無料も見逃せない特典の一つです。席料を無料としてくれるのです。
婚礼特典あり
特典の内容については各ホテルによって大きく異なります。
気になる方は問い合わせてみましょう。
ちなみに披露宴・衣裳など、数多くの特典を用意している、とのことです。
会員本人の婚礼だけではなくお子さんの婚礼にも特典が利用できる点は注目に値します。
その他の注目特典について
・ホテルオリジナル商品の通信販売の10%割引
・ホテル主催イベントの優待予約
誕生日が近づいてくると、宿泊やレストランの利用に使える優待券をプレゼントしてくれます。
対象ホテルは限られているのでホームページで確認しましょう。
ちなみに2019年9月現在ですが、誕生日特典を利用するとホテルニューオータニ (東京)の[エグゼクティブハウス 禅]スイート/デラックスルームが30%割引になります。
通常は「12万1,000円~」のところ「8万4,700円~」になるのです。
会員番号を申し出ると10%割引の対象となります。
ショッピングサイトには、おせちやワイン、さらにはスイーツやホテルグッズなどの様々なギフトが用意されています。プレゼントにもぴったりです。
ホテル主催イベントですが、ディナーショーやお正月プランがあります。
有名人のディナーショーに関しては予約を取るのが難しいこともありますが、会員であれば優先的に予約できるチャンスもあるのです。
まとめ
ニューオータニクラブはニューオータニグループホテルの会員サービスであり、特定のクレジットカードを保有するだけで会員になれます。
さらに宿泊特典やポイントサービスなど各種特典が用意されていることも明らかにしました。
しかし会員になるための条件は、クレジットカードの保持だけであり会員ランクを維持するための修業も必要ありません。
しかもカードの年会費を無料にする方法まであるのです。
ニューオータニグループのホテルを年に1回程度しか利用しない、という人でもニューオータニクラブに入会しておきましょう。